2007年09月09日
児童虐待:3歳児の足殴り骨折 無職父親逮捕 名古屋
次男(3)の足を殴って骨折させたとして、愛知県警守山署は9日、名古屋市守山区瀬古東1、無職、洲崎重人容疑者(32)を傷害容疑で逮捕した。近くに住む洲崎容疑者の父親が「日ごろから、暴力を振るっていた。しつけの度を超えていた」と話しているといい、同署は日常的に虐待が行われていた可能性もあるとみて、調べている。
調べでは、洲崎容疑者は8日午後9時10分ころ、自宅で次男が次女(1)の哺乳瓶の中のジュースを次女にかけるいたずらをしたことに腹を立て、次男の右足を3回殴り、骨折させた疑い。容疑を認めている。
洲崎容疑者が自ら119番。次男が搬送された病院から県警に通報があり、発覚した。洲崎容疑者は妻と4人の子どもとの6人暮らし。当時、妻は仕事に出かけていたという。【松岡洋介】
(毎日新聞 2007年9月9日 12時32分より)
調べでは、洲崎容疑者は8日午後9時10分ころ、自宅で次男が次女(1)の哺乳瓶の中のジュースを次女にかけるいたずらをしたことに腹を立て、次男の右足を3回殴り、骨折させた疑い。容疑を認めている。
洲崎容疑者が自ら119番。次男が搬送された病院から県警に通報があり、発覚した。洲崎容疑者は妻と4人の子どもとの6人暮らし。当時、妻は仕事に出かけていたという。【松岡洋介】
(毎日新聞 2007年9月9日 12時32分より)
2007年09月09日
老人ホーム:入所女性の腸内からスプーン…1週間後に死亡
東京都八王子市の特別養護老人ホームで6月、食べた物を戻し、病院に搬送された入所者の女性(61)の腸内からステンレス製のスプーン(長さ約15センチ)が見つかっていたことが分かった。スプーンは摘出されたが、女性は病状が悪化して1週間後に死亡した。死因は不明。警視庁八王子署は女性がスプーンをのみ込んだ経緯などについて、施設関係者らから事情を聴いている。
関係者によると、女性は6月28日に施設内で何度も吐いたため、翌29日、東京都町田市の病院に運ばれた。レントゲン検査で大腸にスプーンが見つかり、30日に摘出された。大腸には多数の穴が開いていたといい、スプーンは一部にさびが付着していた。女性は体調が回復せず、7月7日に死亡。同日、病院側から町田署に「スプーンをのんだ患者が死亡した」と通報があった。同署が翌8日、司法解剖したが、具体的な死因は特定できなかった。
同月28日、遺族から八王子署に「スプーンをのみ込んだ経緯を調べてほしい」との相談があり、改めて同署が捜査。施設関係者数人から任意で事情を聴いたが、スプーンが体内に入った経緯は分かっていない。同署はスプーンの酸化の度合いなどから、かなり以前に体内に入ったとみている。
施設側は毎日新聞の取材に「全職員から話を聞いたが、誰もスプーンをのみ込んだ事実は知らなかった。事件か事故かは分からない」と話している。女性は02年に脳出血して以来、脳脊髄(せきずい)液が頭の内側で過剰にたまり、記憶障害などを起こす「水頭症」の症状があったという。車いすの生活で介護が必要な場合もあったが、食事は自分で取ることができた。【神澤龍二、町田徳丈】
(毎日新聞 2007年9月9日 3時00分)
関係者によると、女性は6月28日に施設内で何度も吐いたため、翌29日、東京都町田市の病院に運ばれた。レントゲン検査で大腸にスプーンが見つかり、30日に摘出された。大腸には多数の穴が開いていたといい、スプーンは一部にさびが付着していた。女性は体調が回復せず、7月7日に死亡。同日、病院側から町田署に「スプーンをのんだ患者が死亡した」と通報があった。同署が翌8日、司法解剖したが、具体的な死因は特定できなかった。
同月28日、遺族から八王子署に「スプーンをのみ込んだ経緯を調べてほしい」との相談があり、改めて同署が捜査。施設関係者数人から任意で事情を聴いたが、スプーンが体内に入った経緯は分かっていない。同署はスプーンの酸化の度合いなどから、かなり以前に体内に入ったとみている。
施設側は毎日新聞の取材に「全職員から話を聞いたが、誰もスプーンをのみ込んだ事実は知らなかった。事件か事故かは分からない」と話している。女性は02年に脳出血して以来、脳脊髄(せきずい)液が頭の内側で過剰にたまり、記憶障害などを起こす「水頭症」の症状があったという。車いすの生活で介護が必要な場合もあったが、食事は自分で取ることができた。【神澤龍二、町田徳丈】
(毎日新聞 2007年9月9日 3時00分)